サブロネット ル・ボン・プティ・ディアーブル [2008]

   

サブロネット ル・ボン・プティ・ディアーブル 2008 小さないたずらっ子(悪魔)という名前通り、子供がバットマン風のいでたちで暴れているエチケットの絵がキュート!柔らかい旨みとコクがあり、厚みも感じられるしっかりした味わいの赤ワインです。

ロワール地方のアンジェの街から南に20kmにあるラブレー村にジョエル・メナール氏のドメーヌ・レ・サブロネットがあります。

祖父の代からぶどう栽培をしていたメナール家ですが、ジョエルは当初機械技師をしていました。

1982年に実家に帰ると、ワイン造りをしつつ、樽職人でもあった父を手伝いながら仕事を覚え、1984年にはドメーヌを設立しました。

1991年からはビオロジック、2000年からはビオディナミでよりテロワールが生きたワイン造りを実践しています。

「90年頃、ビオを始めた頃は周りの人たちから変わり者扱いされたよ。

でも、ラッキーなことにうちの畑は祖父の代から除草剤を使ってないし、他の農薬もほとんど使っていなかったから、ビオにしても大きなリバウンドはなかった。

とにかく、きっちりはたけで仕事をして、その年の作柄を生かしたワイン造りたいんだ」 ワイン造りが楽しくて仕方がないというジョエル。

今では村でもビオディナミでワイン造りをする仲間も5人に増え、彼らのリーダーとして信頼されています。

他の地域の自然派生産者たちとノ交流も深く、ビオディナミのプレパラシオンはサンソニエールのマルク・アンジェリから譲ってもらっているとか。

「ワイン造りをするには、幅広い分野の仕事が必要なんだ。

畑仕事が一番大切だけど、メカに強くないと機械が故障したら大変だし、ぶどうの手入れはデリケートで常に細かい注意をしていなくちゃいけない。

常にぶどうと会話しながらね。

ある部分は技術者、ある部分は芸術家って言えるかな。

たまには計算機も使えないといけないしね」なるほど、納得! ぶどうが持つ自然の味を尊重して行っています。

だから、醸造中は出来るだけそのままにしておくといいます。

「ぶどうを育てて、摘んで、樽に入れるだけ。

造りはごくシンプルなんだ!」ぶどう本来の旨みをそのままボトルに閉じ込めた素朴で飲み飽きしないワインは余分な部分をそぎ落とした、ピュアでシンプルな究極のワインといえるでしょう。

そして嬉しいことは、価格がリーズナブルなこと。

「皆が飲めなくちゃ、意味がないからね。

出来るだけたくさんの人に楽しんでもらいたいんだ」 10年前に現在の場所に家と半地下の400平方メートルのカーブを建て、昔ながらの圧搾機を大・中・小と揃え、醸造環境もしっかり整いました。

現在49歳のジョエル。

長男は現在、コート・デュ・ローヌでワイン造りの研修中。

間もなく一緒にワインを造ることになるとか。

ますます楽しみなサブロネットです。

※ドメーヌのシンボルマークはふくろう。

現在のカーヴを建てた時、周りにふくろうがたくさんいたこと、ふくろうは高い木の上から全体をじっくり観察して動く、賢い鳥と言うことから、「自然に身をゆだねるワイン生産者はふくろうのように広い視野を持って賢明に生きていかなくては」と言う意味を込めてラベルにはふくろうが描かれています。

タイプ 赤ワイン ボディ ミディアムボディ 原産国 フランス 味目安 辛口:★

原産地 ロワール 内容量 750ml アルコール度数 15度未満     生産者 サブロネット ぶどう品種 カベルネフラン

  • 商品価格:2,700円
  • レビュー件数:0件
  • レビュー平均:0.0(5点満点)

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